自衛隊・米軍の「指揮統制」連携強化で合意へ 4月の日米首脳会談で
来日中のキャンベル米国務副長官は21日、駐日米大使公邸で朝日新聞など一部日本メディアの取材に応じ、来月10日に予定する日米首脳会談で、自衛隊の部隊運用を担う「指揮統制」のあり方について、自衛隊と米軍との連携強化を確認する方針で合意する見通しであることを明らかにした。
「指揮統制」をめぐっては自衛隊が2024年度末までに一元的に部隊を運用する統合作戦司令部を新設することを踏まえ、日米政府内に両国の指揮統制の連携・統合を模索すべきだとの声がある。
キャンベル氏は、日本の統合作戦司令部新設について「日本が独自の能力を高め、自国防衛にさらに責任を負うものだ」と歓迎し、米国も協力・支援すると強調。「日米の指揮統制のあり方についても首脳会談で議論される」と述べ、指揮統制機能を両国で調整・連携する方針を確認するとの見通しを示した。
両国間の指揮統制の調整・連…
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- 【視点】
米国務副長官というのは対日関係では興味深いポストで、肩書としては日本で言えば外務副大臣ですが、外務事務次官と「次官級協議」をするかと思えば、このように首脳会談前に合意ポイントを日本メディアに明かすことも。今回は管轄外の米軍と自衛隊の連携まで
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