次期スパコン「性能、富岳の5倍以上」 専門委了承、30年にも整備

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竹野内崇宏
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 計算速度で世界1位を達成した「富岳」に続く次世代の旗艦スーパーコンピューターについて、文部科学省の専門委員会は19日、富岳の5~10倍以上の計算能力をめざすとする報告書の中間とりまとめ案を大筋で了承した。

 急速に発展するAI(人工知能)の計算能力も世界最高水準を目標とし、遅くとも2030年ごろの運転開始を目指すと明記。一方で実用性を高めるため「計算速度のみを追求しない」との方針案も了承された。

 理化学研究所と富士通が開発した富岳は20年6月に計算速度のランキング「TOP500」で世界一となり、現在も4位を維持している。

 一方で文科省の別の専門部会…

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