学会名から「性同一性障害」消える 「障害ではない」世界の流れ受け

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二階堂友紀
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 トランスジェンダーの医療に携わる専門家が集う「GID(性同一性障害)学会」の名前から、「GID(Gender Identity Disorder)」「性同一性障害」が消えることになった。生まれた時の性別と異なる性別で生きるトランスジェンダーのありようは障害ではない、との考えが広まり、国際的な診断名から消えたためだ。

新学会名は

 16、17日に沖縄県で開かれる学会の総会で、新たな学会名が発表される。世界保健機関(WHO)は2018年に公表した国際疾病分類の改訂版「ICD―11」(22年発効)で、性同一性障害を「性別不合(Gender Incongruence)」と改めている。これを踏まえ、新学会名は「日本GI(性別不合)学会」になるとみられる。

 WHOの新たな国際疾病分類…

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