鎌倉の鶴岡八幡宮が神社本庁を離脱の方針 理由は明らかにせず
芳垣文子
神奈川県鎌倉市の鶴岡八幡宮が、全国の神社を包括する神社本庁(東京都渋谷区)から離脱する方針を固めたことが分かった。八幡宮が12日、取材に認めた。離脱に向けた通知文書を神社本庁に既に送り、今後手続きを進めるという。八幡宮の担当者は「手続き中なので理由は差し控えたい」としている。
八幡宮の社務所には12日、「神社本庁との被包括関係を廃止することになった」とする代表役員名義の5日付の公告が掲示されていた。信者らに向けたものとされ、離脱に向けて八幡宮の規則を変更するとしている。
鶴岡八幡宮は、挙兵した源頼朝が1180(治承4)年に現在地に創建した。鎌倉を代表する観光スポットで、NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」が放送された2022年には、約586万人が訪れた。
神社本庁は全国約8万の神社を束ねる宗教法人。2020年には「こんぴらさん」で知られる金刀比羅宮(香川県)が、同庁への不信感などを理由に離脱していた。
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