戦争犯罪などに関与した個人を訴追する国際刑事裁判所(ICC、オランダ・ハーグ)は11日、赤根智子裁判官(67)を所長に選出した。任期は3年で、日本人のICC所長は初めて。
赤根氏は愛知県出身で、1982年に検事に任官。2018年にICC裁判官に就任した。
ポーランド人のホフマンスキー所長の任期満了に伴い、裁判官の互選によって赤根氏が選出された。ロシアのウクライナ侵攻での戦争犯罪や、パレスチナ自治区ガザをめぐる戦闘における国際法違反を追及する動きが強まるなか、赤根氏がICCを主導する。
赤根氏は11日のICCの発表の中で、「法廷にとってこの困難な時期に、安定した、協力的かつ統一されたリーダーシップが必要とされています。締約国および(ICCを設立するための条約)ローマ規程を批准していない国々との対話を強化することに焦点を当てます」とコメントした。
上川陽子外相は11日、「I…
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