女性器切除、2億3千万人以上が経験 ユニセフ「命を危険にさらす」

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ニューヨーク=遠田寛生

 ユニセフ(国連児童基金)は8日、世界で2億3千万人以上の少女と女性が女性器切除(FGM)を経験していると発表した。国際女性デーに合わせてFGMについての報告書を公表した。2016年と比べると約15%増で、約3千万人増えたという。

 FGMは、女性の外性器の一部または全体を切り取る行為。出血が続き、感染症や不妊に苦しんだり、死亡したりするケースが報告されており、国連総会は12年に人権侵害として禁止する決議を採択した。

 ユニセフによると、地域別に…

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