国際刑事裁判所、ロシア司令官2人に逮捕状 電力インフラ攻撃めぐり
ブリュッセル=森岡みづほ
ロシアによるウクライナ侵攻をめぐり、国際刑事裁判所(ICC、オランダ・ハーグ)は5日、ウクライナの電力インフラに大規模な攻撃を加えた行為に責任があるとして、ロシア軍の司令官2人に戦争犯罪容疑で逮捕状を出したと発表した。さらなる犯罪行為を防ぐために逮捕状の発行を公表したとしている。
ICCの発表によると、逮捕状が出されたのは、航空宇宙軍のセルゲイ・コビラシュ司令官(58)と、黒海艦隊のビクトル・ソコロフ司令官(61)=肩書はいずれも攻撃当時。2人は少なくとも2022年10月10日から23年3月9日、ウクライナの発電所に対するミサイル攻撃に関連し、民間施設への攻撃を指示したり、軍の管理を適切に行わなかったりした疑いがある。
ICCは「空爆によって発生する民間人や民間施設への被害は、軍事上の利益に対し明らかに過剰だった」とした。
ウクライナメディアの「キー…