花巻東で得た人生の基盤 スタンフォードへ進む佐々木麟太郎が語る

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大宮慎次朗
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 世代屈指のスラッガーの、前例のない挑戦だ。岩手・花巻東高を卒業した佐々木麟太郎(18)は米スタンフォード大に進学し、世界最高峰の教育を受けながら、プロの野球選手をめざす。「人生の基盤」を作った高校3年間や、米国の野球に感じる魅力を聞いた。

 「自分は、周りに作られてきた人間です」

 父親は花巻東高硬式野球部の佐々木洋監督。多くの教え子のなかには、大リーグで活躍する菊池雄星(ブルージェイズ)、大谷翔平(ドジャース)もいる。

 「家族旅行と言えば甲子園という感じ。物心つく前から雄星さんと翔平さんがプレーする練習場や甲子園に何度も通いました。夢のような選手で、すごい刺激になっている。自分の小さい頃の練習着は、雄星さんのお下がりでした」

 高校時代は主軸打者として春夏1回ずつ甲子園に出場した。2年半で、歴代最多とされる140本塁打を積み上げた。

 「実は小学生のころ、父から…

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