政倫審出席意向の下村氏、記者会見連絡も一転中止に 突き放す自民

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松山尚幹
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 自民党安倍派の裏金事件を受け、衆院政治倫理審査会に出席する意向を表明している同派元幹部の下村博文・元文部科学相の出席に向けた調整が5日、進まなかった。最終決定を党に委ねる下村氏に対し、党幹部は「本人の判断」と突き放す事態になっているからだ。

 下村氏は4日、記者団に、安倍派幹部が出席した1日の衆院政倫審で自らの名前が出たとして「私自身も機会があれば説明したい。党に判断を任せる」と出席に意欲を示した。

 一方、下村氏から3日に出席の意向を電話で伝えられた森山裕総務会長は5日昼の会見で「ご本人の判断。党として出席を要請することは政倫審の規定上なじまない」と語った。浜田靖一国会対策委員長も同日昼、「我々がどうこう言う話でなく、(下村氏が)手を挙げて頂ければ開会が検討される」と述べた。

 森山、浜田両氏の発言後、下…

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    藤田直央
    (朝日新聞編集委員=政治、外交、憲法)
    2024年3月5日22時4分 投稿
    【視点】

    「調整が5日、進まなかった」。こんな政治記事、見たことありません。自民党と下村氏、どっちもどっちですが、政治家である以前に社会人としてどうかと思う下村氏の右往左往の方が想像を超えています。衆院議員当選9回、党政調会長や文科相など要職を歴任し

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