主権踏みにじられたチェコの歴史 思いは反ロシア、そして中国にも

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聞き手・牧野愛博

 日本と中欧チェコの外相会談が2月29日、都内で行われ、航空協定に署名しました。チェコはウクライナ支援とロシア制裁の急先鋒(きゅうせんぽう)です。2020年10月に赴任し、間もなく離任する鈴木秀生駐チェコ大使は「ナチスとソ連に支配された苦難の記憶が、チェコの人々を突き動かしている」と語ります。

 ――2月、ロシアの反政府指導者、ナワリヌイ氏が死亡しました。チェコの反応はどうでしたか。

 死亡の情報が流れた直後から、大統領や首相、外相、議員らがロシアを非難する声明を相次いで発表しました。SNSでも、ロシアとプーチン大統領に対する怒りを込めたメッセージがあふれました。

 チェコの人々は民主主義や人…

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この記事を書いた人
牧野愛博
専門記者|外交担当
専門・関心分野
外交、安全保障、朝鮮半島
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