米イスラエル大使館前で空軍関係者が焼身自殺 ガザ侵攻への抗議か

イスラエル・パレスチナ問題

村上友里
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 米ワシントンのイスラエル大使館の前で25日、米空軍の現役隊員の男性(25)が自らの体に火を付けて死亡したと米メディアが26日、報じた。男性はイスラエルによるパレスチナ自治区ガザ侵攻に抗議し、焼身自殺を図ったとみられる。

 AP通信などによると、男性は25日昼、大使館に行きSNSでライブ配信を始めた。焼身自殺を図る前に「もう大量虐殺には加担しない」などと語り、体に火を付けた後は何度も「パレスチナに自由を」と叫んだ。大使館の職員らにけがはなかったという。

 米国では、イスラエル支持の姿勢をとる米政府に対し、市民によるデモが各地で起きている。ワシントンでは昨年11月、親パレスチナ団体が共催する大規模なデモがあった。昨年12月にはジョージア州アトランタのイスラエル領事館前で、抗議者が自分の体に火を付けた。(村上友里)

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