元TOKIO山口達也さん「アルコール依存症と共に」 克服への自戒

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小川聡仁

 アルコール依存症であることを公表した、「TOKIO」の元メンバー山口達也さん(52)が21日、神戸市内で講演した。「今度酒を飲めば、誰かを殺すかもしれない。自分が死ぬかもしれない」。そう覚悟と戒めを抱き、今も禁酒を続けているという。

 講演のテーマは「依存症と共にいまをいきる」。市社会福祉協議会が主催し、障害者や依存症者の支援に携わる福祉関係者ら約200人が聴き入った。

 山口さんが酒を飲み始めたのは、すでに旧ジャニーズ事務所に入っていた20歳のころ。

 事務所の先輩に飲み会へ連れられ、テレビで見ていた芸能人にあいさつをした。

 先輩につがれた酒はいつも、飲みきるまで机に置けなかった。

 仕事が軌道に乗り始めると、共演者やスタッフと連日宴会を開いた。仕事の日に寝坊したり、二日酔いだったりすることも。でも楽しかった。

 鍵や財布を頻繁になくすため、いつしか首からマンションの鍵をぶらさげて、現金だけポケットにいれて飲みに行った。

右手に焼酎、左手にミネラルウォーター

 36歳ごろには、飲み会前後…

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この記事を書いた人
小川聡仁
ネットワーク報道本部
専門・関心分野
人口減少、法律、経済、震災、商品
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    たかまつなな
    (笑下村塾代表)
    2024年2月25日20時0分 投稿
    【提案】

    山口達也さんの報道を目にした当初から、山口さんにはぜひ自助グループに加わって欲しいと思っていました。 私も死にたいという思いに苦しみ、芸能人の自助グループにつながり、救われた経験があります。その自助グループは、依存症になった人たちが通い、

    …続きを読む