能登半島地震対応の石川県職員、4分の1が「過労死ライン」超え
土井良典
石川県職員約3千人の約4分の1に相当する730人が、能登半島地震の発災対応で、1月の労働時間が過労死ラインの時間外勤務(残業)100時間を超えていた。22日の災害対策本部員会議で県が明らかにした。
県総務部によると、100時間を超える職員は通常でも月30人前後いるが、その約24倍も増え、「まったくの桁違いの状況」(同部)だという。
24時間態勢で対応に当たる危機管理監室や、現場を見て回る土木部の職員が目立つという。他にも被災市町に応援に入っている職員もおり、水の確保に苦労する中、寝袋で仮眠する過酷な環境も少なくなかった。
馳知事は1月6日、「県庁と…