【そもそも解説】「核のごみ」とは?最終処分場とは?

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福山亜希
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 原発の運転で生じる高レベル放射性廃棄物核のごみ)の最終処分場の選定に向け、北海道の寿都町と神恵内村の文献調査の結果が公表されました。核のごみと、その最終処分場とはどんなものか。解説します。

Q 核のごみとは?

 A 原発で使い終えた核燃料から出るごみのことだ。高レベル放射性廃棄物と呼ばれる。使用済み燃料からプルトニウムやウランを取り出す際に出る廃液を、ガラスで溶かし固めた「ガラス固化体」を指す。

 固化体は長さ約1・3メートル、重さ約500キロの円筒状で、表面の温度は200度以上。人が近づけば約20秒で死んでしまうほどの強い放射線を出す。放射能天然ウラン並みになるまで数万年かかる。

Q どうやって捨てる?

 A 地下深くに埋める。OE…

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この記事を書いた人
福山亜希
経済部
専門・関心分野
政治、経済、エネルギー政策
核のごみ

核のごみ

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