囲碁界に新スター 上野梨紗二段、仲邑菫女流棋聖を破り初タイトル
囲碁の上野梨紗二段(17)が5日、女流棋聖戦三番勝負の第3局で史上最年少のタイトルホルダー、仲邑菫(なかむらすみれ)女流棋聖(14)を破って逆転優勝し、初タイトルを獲得した。3月に韓国棋院に移籍する仲邑に代わる、新たなスター誕生だ。
仲邑とは2019年プロ入りの同期。特例の「英才枠」で日本棋院に迎えられた仲邑とともに、通常のプロ試験1位突破の上野も当初から高く評価されていた。しかしデビュー後は、3歳年下の仲邑に後れをとった。
仲邑は一昨年4月の女流名人戦でタイトル初挑戦。昨年2月には女流棋聖戦で史上最年少の13歳のタイトルホルダーになった。同期の快挙に共振するかのように、その年の秋から上野がブレークした。
昨年10月に女流本因坊戦でタイトル初挑戦。奪取はならなかったものの、直後の女流棋聖戦の挑戦権も獲得し、タイトル戦史上初の10代対決を実現した。
戦前は「ずっと自信がなかっ…
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