米CDCが日本に事務所新設、感染症に素早く対応 米国外6カ所目

ワシントン=合田禄
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 米疾病対策センター(CDC)は5日、東アジアと太平洋地域の国々と連携するため、日本に地域事務所を開設したと発表した。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、今後、新たな感染症の流行などに素早く対応するためで、CDCが米国外に地域事務所を設置するのは6カ所目となる。

 CDCによると、日本に事務所を設置するのは、CDCが世界的な公衆衛生の問題に対応することを見据え、東アジアと太平洋地域でより強い協力関係を築いて脅威を見つけ、すぐに対応できるようにするためという。

 CDCのコーエン所長は「米国の安全と安心は、世界の各国との強固な連携に依存している。公衆衛生上の脅威に迅速に対応するため、高度な検出、実験室のネットワーク、対応能力の協力に重点を置く」とする声明を出した。

 CDCの地域事務所はほかに、ブラジル南アメリカ)、ジョージア(東ヨーロッパ・中央アジア)、オマーン(中東・北アフリカ)、ベトナム(東南アジア)にある。

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この記事を書いた人
合田禄
アメリカ総局|科学・米国政治担当
専門・関心分野
科学、医療、気候変動、宇宙開発