月面探査ロボ「LEV―2」の模型、タカラトミーゆかりの地で展示中

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伊藤悟
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 1月20日に月面に着陸した月探査機SLIM(スリム)。そこから月面着陸直前に分離され、月面やSLIMを撮影した小型ロボット「LEV(レブ)―2(ツー)」(愛称SORA(ソラ)―Q(キュー))の模型などが、埼玉県吉川市役所1階に展示されている。

 このロボットは、タカラトミー宇宙航空研究開発機構(JAXA)などと共同開発した。同市は、同社創業者の富山栄市郎氏(1902~78)の出身地。2月に同社が創業100周年を迎えるのを機に、市生涯学習課が展示を企画した。富山氏の生い立ちなども紹介している。

 SORA―Qは、搭載したカメラで撮影した月面の画像や、月面走行時のデータなどを、もう一つのロボット「LEV―1」を経由して地球へ送信する役割を担っている。

 直径約8センチ重さ約250…

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    藤井涼
    (UchuBiz編集長)
    2024年2月5日11時35分 投稿
    【視点】

    SORA-Qは、JAXAが2015年に募集した「宇宙探査イノベーションハブ」第1回研究提案募集(RFP)に、タカラトミーが応募したことがきっかけで、2016年から共同研究が始まりました。そして、2019年にはソニーグループ、2021年には同

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