米テック大手5社、増益際立つ 生成AI「幅広く活用する段階に」

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サンフランシスコ=五十嵐大介
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 米IT大手5社の2023年10~12月期の決算が1日出そろい、5社とも前期から売り上げの伸びが加速した。人員削減などのコスト削減による増益も際だった。各社とも最新のAI(人工知能)技術の導入を加速させており、一部では業績の追い風となっている。

 米マイクロソフト(MS)は、AI分野の需要増で企業向けクラウド事業が好調で、売上高は前年同期比18%増の620億ドル(約9・1兆円)と過去最高。純利益は33%増えた。出資先で対話型AI「ChatGPTチャットGPT)」を運営する米オープンAIの技術を幅広い製品に投入したことが後押しした。

 クラウド事業の売り上げは同30%増の高い伸びで、生成AIを活用したサービスが6ポイント押し上げた。サティア・ナデラ最高経営責任者(CEO)は声明で「AIについて、語る段階から幅広く活用する段階に移った」と述べた。

 ネット広告分野も回復が鮮明となっている。

 メタが1日発表した決算は売…

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