柿沢未途氏が議員辞職 東京15区の区民「次こそクリーンな人を」

有料記事

本多由佳 太田原奈都乃 土舘聡一 滝沢貴大

 昨年の東京都江東区長選を巡る公職選挙法違反事件で、買収などの罪で起訴された柿沢未途衆院議員(東京15区)=自民党を離党=が1日、議員辞職した。地元で相次ぐ政治家の不祥事に区民からは諦めの声すら漏れる。4月には補選がある見込みだが、各党とも戦略は全く描けていない状態だ。

 「いまがどん底。自民への逆風はしばらく収まらないだろう」。自民都連の関係者に補選への考えを尋ねると、現状についてそんな言葉が返ってきた。

 江東区長選を巡る事件に加えて、国会では裏金事件で自民議員が逮捕され、派閥が軒並み解散に追い込まれる異常な事態。自民系区議も「自民への厳しい目は必然だ」と声を落とした。

 公明党関係者は「自民が支持…

この記事は有料記事です。残り870文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません