ラトビア出身の欧州議会議員タティアナ・ジュダノカ氏(73)が少なくとも20年近くにわたり、ロシア連邦保安局(FSB)と関係を持っていたと、ラトビアに本拠を置く調査報道メディア「インサイダー」などが29日に報じた。
欧州議会のメツォラ議長の報道官は疑惑について、「極めて深刻に受け止め、議会内で調査を始めた」と語ったという。一方、本人は29日夜、ユーチューブやフェイスブック(FB)で疑いを否定した。
ジュダノカ氏はラトビアの政党「ラトビアのロシア連合」出身。欧州議会では2004年から議員を務め、14年のロシアによるクリミア併合を支持したり、22年のウクライナへの全面侵攻を非難する決議に反対したりと、ロシア寄りの姿勢が目立っていた。
インサイダーは欧州の複数の…