JR東日本社長に喜勢副社長昇格 JR化後入社組は東海に次ぎ2人目

細沢礼輝
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 JR東日本は17日、喜勢陽一副社長(59)が4月1日付で社長に昇格する人事を発表した。深沢祐二社長(69)は代表権のない会長に、冨田哲郎会長(72)は相談役に就く。ポストコロナでの構造改革を加速させるため、経営トップの若返りを図る。

 喜勢氏は国鉄分割民営化から2年後の1989年に入社。主に人事畑を歩み、現在はマーケティング本部長として高輪ゲートウェイ駅周辺の再開発などを担当している。JR旅客6社でJR発足後に入社した社員がトップに就くのは、JR東海の丹羽俊介社長(58)に次いで2人目。

 喜勢氏は「深沢社長の方向性を継承しながら、社員の発意やチャレンジを経営に融合していきたい」と述べた。(細沢礼輝)

 喜勢 陽一氏(きせ・よういち)東大卒、89年JR東日本に入り、人事部長、常務総合企画本部長などを経て21年6月から副社長。59歳。

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