秘匿条項なしや補償基準公表を ジャニーズ性加害問題、当事者ら会見

有料記事

編集委員・大久保真紀

 旧ジャニーズ事務所(SMILE―UP.=スマイルアップ)の創業者、故ジャニー喜多川氏の性加害問題をめぐり、被害を訴える当事者4人と弁護士が15日、東京都内で会見した。

 「ジャニーズ性加害問題当事者の会」副代表の石丸志門さん(56)はスマイル社が進める救済が適正か公平か判断できる材料が一切ないとして「強く改善を訴えたい」と語った。

 当事者の会は昨年から、スマイル社に対して、補償の内容について秘匿条項をつけないことや補償の基準を示すことなどを要望し、話し合いを続けてきたが、拒否されたという。

 石丸さんは「スマイル社は(元裁判官3人による)被害者救済委員会を通してほしいの一辺倒」と話し「被害者に直接向き合っているとは言いがたい。しっかり責任を果たしてほしい」と繰り返した。

 また、救済委員会の3人には…

この記事は有料記事です。残り776文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

ジャニー喜多川氏の性加害問題

ジャニー喜多川氏の性加害問題

ジャニーズ事務所創設者のジャニー喜多川氏による性加害問題。関連ニュースをお伝えします。[もっと見る]