「観光列車の工夫に共通点」日台デザイナー対談、松山駅友好10周年
【愛媛】日本と台湾にある同名の駅「松山駅」の友好駅協定から10周年を記念して、JR四国と台湾鉄路管理局(台鉄)の観光列車のデザイン担当者による異色の対談が1月17日、台湾・台北市の松山駅であった。
JR四国から「伊予灘ものがたり」など3本の観光列車のデザインを手がけた、ものがたり列車推進室長の松岡哲也さん、台鉄側からは観光列車「鳴日(フューチャー)号」をデザインした建築家の邱柏文(ジョニー・チウ)さんが参加した。台北市の松山駅構内で現地のメディアを招いて開かれた。
帰国した松岡さんによると、対談では、四国を走る観光列車について松岡さんが沿線住民らによる手振りなどのおもてなしを紹介。ジョニーさんからは「(四国の観光列車のデザインが)ヒントになることもあった」との発言があった。松岡さんが特急電車などのデザインを手がけていることについて「うらやましい」と感想を述べたという。
鳴日号は、カジュアルな座席車と本格フレンチを味わえるレストランカーの2タイプがあり、台湾各地を周遊している。松岡さんは「車窓から海や山がよく見える工夫など、日台の観光列車には共通点もあることがわかった」と話した。
対談は、両駅の提携10周年を機に、インバウンドの中で利用が最も多い台湾の人たちに四国の3観光列車をPRしようと、JR四国が台鉄に提案した。
会場では、「伊予灘ものがたり」アテンダントの松田美月さんが、四国の3列車の魅力をPR。車内で使われている砥部焼の食器や香川漆器の酒器なども展示された…
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