豊肥線の三里木―原水間に新駅、TSMC進出の熊本・菊陽町

大貫聡子
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 JR豊肥線の三里木駅と原水駅間に新しく駅ができる。18日、菊陽町とJR九州が覚書を締結した。

 町役場であった締結式にはJR九州の中野幹子熊本支社長、熊本県の田嶋徹副知事、吉本孝寿町長らが出席した。

 町は20年以上前から新駅の設置を要望していたが、世界的半導体メーカー「台湾積体電路製造(TSMC)」の町内進出を受け、2022年2月に「今後これまでの推計を上回り飛躍的に人口が増加することが見込まれる」としてあらためてJRに要望していた。

 駅は三里木から1・3キロ、原水から1・9キロの場所に設置予定。

 吉本町長は締結式で「駅を中心とした市街地整備を進めていく方針。新駅はその一歩であり、根幹となる」とあいさつした。

 新駅は27年春の開業を目標としている。(大貫聡子)

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