JR徳山駅、のぞみ停車増えず 周南市長「本当に残念」

三沢敦
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 JR西日本が15日に発表した来年3月のダイヤ改定で、徳山駅(山口県周南市)に停車する新幹線のぞみの本数が上下線合わせて現行と同じ1日9本だったことについて、停車増を求めていた藤井律子市長は20日の定例会見で「本当に残念だ」と述べ、今後も要望活動を継続する考えを示した。

 のぞみの同駅の停車本数は、今年3月の改定でそれまでの15本から9本へと大幅に減少。沿岸部に立地するコンビナート企業の活動に影響が出るなどとして、藤井市長が中心となり周南地域の自治体、経済界がJR西に停車増を要望していた。

 藤井市長は会見で「周南地域は産業集積地で、出張で利用する人も多く、首都圏と直結し速達性の高いのぞみのニーズは大きい。関係団体と一緒に要望を続けたい」と語った。

 市公共交通対策課によると、JR西から今月、「昨今の利用状況を踏まえると停車本数を増やすのは難しく、臨時便の運転などで利便性を図りたい」との回答が県を通じて届いたという。(三沢敦)

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