車いす対応座席、来春に指定席化 JR四国の主要特急

福家司
[PR]

 JR四国は来年3月16日のダイヤ改定に合わせて、主要な特急列車の大部分で、車いす対応座席を指定席化する。

 現在、自由席車にある車いす対応座席だけを指定席に変更する。これにより、現在は土休日のみに一部列車が指定席となっている特急「南風」(岡山―高知間)は全列車、やはり一部列車のみの「しおかぜ」(岡山―松山間)と、現在は設定のない「うずしお」(岡山・高松―徳島間)では大半の列車について、車いす対応座席が指定席になる。「いしづち」などでも、車いす対応座席が指定席となる列車が増える。自由席車のごく一部の座席を指定席とするのはJR四国では初めて。

 車いす対応座席は車いすスペースに隣接しており、指定席特急券は一般の指定席特急券と同様に乗車の1カ月前から発売。ただ、これらの席が車いす利用者の専用席として発売されるのは乗車の前々日までで、前日以降は一般の指定席としての販売になる。

 JR四国販売促進課の横川裕亮さんは「車いす利用者の指定席が予約しやすくなる」と話している。(福家司)

有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません