岸田内閣支持23%、最低を更新 不支持は66% 朝日世論調査
朝日新聞社は12月16、17日に全国世論調査(電話)を実施した。岸田文雄内閣の支持率は23%(前回11月調査は25%)で、同内閣発足以降、最低となった。2012年12月に自民党が政権に復帰して以降でも、最低を更新した。不支持率も66%(同65%)で、政権復帰後の最高を更新した。
自民党派閥の政治資金パーティーをめぐる裏金疑惑では、安倍派による組織的な裏金作りの疑いが浮上。これを受け、岸田首相は14日に同派の4閣僚を交代させたが、支持率上昇の兆しは見られなかった。
裏金疑惑について、岸田首相のこれまでの対応を評価するかどうか質問すると、「評価しない」が74%で、「評価する」16%を上回った。岸田首相は各派閥の政治資金パーティー自粛を党幹部と確認。会長だった岸田派から離脱している。
自民党の支持率は23%で、今年7月から5カ月連続で20%台後半で推移していたが、さらに下落。政権復帰以降、最低だった10月と20年5月下旬の調査時の26%を下回った。他の主な政党の支持率は立憲5%、維新4%など。
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調査方法 コンピューターで無作為に電話番号を作成し、固定電話と携帯電話に調査員が電話をかけるRDD方式で実施。計1136人の有効回答を得た。
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