ドイツ検察、国家転覆計画した公爵家子孫ら27人起訴 陰謀論信じる

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ベルリン=寺西和男
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 ドイツの検察当局は12日、大規模なクーデターを計画したなどとして、自称貴族の子孫や元右翼政党議員ら計27人をテロ組織結成や反逆準備などの罪で起訴したと発表した。それによると被告たちは陰謀論を信じ、ドイツが「ディープステート」(影の政府)のメンバーに支配されていると考え、連邦議会議事堂を襲撃するなどして国家転覆を図ろうとしていたという。

 昨年12月、独連邦検察庁が国内各地を一斉に家宅捜索するなどして容疑者を逮捕し、取り調べていた。

 検察の発表や独メディアによると、主犯格は、公爵家の子孫とされるハインリヒ13世ロイス公と、独連邦軍の退役軍人。被告には、右翼政党「ドイツのための選択肢(AfD)」元議員らも含まれている。

 被告らは2021年7月にテ…

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