レインボーフェスタ和歌山が開幕 80人がパレード、短編映画上映も

榊原織和
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 多様な性を尊重し、祝福し合うイベント「レインボーフェスタ和歌山」が2日、和歌山市の和歌山城公園で始まった。3日には、和歌浦芸術区でファッションとLGBTQをテーマにした講演や短編映画の上映がある。

 LGBTQの当事者や支援者による実行委員会が主催し、今年で7回目になる。

 2日には自身も性同一性障害者で、性的マイノリティーらの相談を受けている性善寺(大阪府)の柴谷宗叔住職(69)が講演。月に一度の寺の縁日で、LGBTQの当事者のグループと、LGBTQ以外の人たちのグループが徐々に打ち解けていったことを紹介し、「こういうことを社会でもっと広げていかなくては」と話した。

 昨年に始まったパレードでは、約80人が虹色の旗を振りながら公園周辺の約2・5キロを歩いた。和歌山県知事として初めて岸本周平知事もフェスタに参加した。

 大阪府から参加した医師の藤田ケイコさん(55)は、「これは何? というような目を向ける人もいたし、手を振ってくれる人もいた。LGBTQの話はひとごとでなく、私たちみんなのことだと伝わったら良い」と話した。(榊原織和)

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