普通の高校生であり原石 インターンでつなぐ企業と外国ルーツの子

有料記事

山本知佳
[PR]

 外国ルーツの子どもと日本の企業をつなぐ取り組みが始まっている。

 昨年10月中旬、群馬県庁では、外国ルーツの高校生を対象にしたインターンの報告会が開かれた。

 「ほかの企業にも、ぜひインターンに挑戦してほしいと思いました」。受け入れ企業の一つ、群馬県高崎市インバウンド事業などを行う「グローリーハイグレイス」のCEO、相京恵さんは壇上で力を込めた。

少子化により現役世代が減り続ける国で、教育や就職のサポートさえ整えば、未来への道が開く子どもたちがいます。外国ルーツの子たちをどう育み、社会に送り出すか。現在地を伝えます。

 群馬県は昨年3月、外国ルー…

この記事は有料記事です。残り1147文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

  • commentatorHeader
    田中宝紀
    (NPO法人青少年自立援助センター)
    2024年1月29日14時24分 投稿
    【視点】

    海外ルーツの高校生を対象としたインターンシップが、高校生自身だけでなく、企業にとっても貴重な機会をなっていることがよくわかります。「いい意味で普通の高校生」という受け入れ企業によるコメントは、実際に出会って関わってみればすぐに気づけることだ

    …続きを読む
多民社会

多民社会

日本はすでに多くの外国ルーツの人たちが暮らす「多民社会」になっています。社会の変化と課題を見つめます。[もっと見る]