金運引き寄せる「イチョウカード」 山口・光で1日予約受付スタート

三沢敦
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 山口県光市束荷(つかり)出身の初代首相・伊藤博文の肖像と本物のイチョウの葉をあしらった「開運イチョウカード」の予約受け付けが12月1日から始まる。2003年の発売以来、金運を招くと評判で毎年完売する人気ぶりだ。市観光協会は「あなたも運を引き寄せて」とPRしている。

 年配の人たちにとって、博文は旧千円札の肖像でおなじみだ。博文の生家や旧邸などがある伊藤公記念公園の資料館には1963年に発行された旧札の第1号券(日本銀行寄贈)が所蔵されている。旧札をかたどった記念撮影スポットもある。

 その公園のイチョウを財布に入れた住民がくじで大当たりしたといううわさが広まったことが、カード誕生のきっかけだ。03年に旧大和町(現光市)の観光協会が初めて製作。合併2年後の06年から市観光協会が引き継ぎ、博文の生誕年と同じ1841枚を新年の「縁起物」として販売してきた。

 「くじやパチンコで当たったとの報告が多数寄せられ、開運情報誌が特集したこともある」と市観光協会。人気は衰えることなく、年によっては発売当日に完売するほどの「名物カード」として定着した。

 カードは地元の束荷神社で開運祈願のおはらいを済ませた上で、来年1月13日に資料館と冠山総合公園内の売店「ひかり花館(はなやかた)」で売り出す。予約を受け付けるのはこのうち600枚分だ。カードは名刺大で1枚500円。担当者は「ぜひ財布に入れて持ち歩いてほしい」と話す。問い合わせは市観光協会(0833・48・8686)へ。

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