歌舞伎町のホスト売掛金問題、支援団体が経営者側に「誓約書」

土舘聡一

 東京都新宿区歌舞伎町のホストクラブで女性らが売掛金で飲食し、高額請求が相次いでいる問題を巡り、高額請求を受けた女性から相談を受ける一般社団法人「青少年を守る父母の連絡協議会」(青母連)は28日、歌舞伎町のホストクラブ18グループの経営者らに「誓約書」を渡した。売掛金の規制や救済を求めるもので、回答があり次第、ホストクラブと相談者や家族とつなぎ、問題解決を図りたいとしている。

 青母連の玄秀盛代表によると、区役所で同日、区とホストクラブ経営者ら、青母連の3者が集う会合が開かれた。ホストクラブの業界団体設立などに向けて吉住健一区長が先導したもので、ホストクラブ側から青母連の意見が聴きたいとの背景があったという。

 この会合のなかで渡したという誓約書では、現在の売掛金の請求を放棄▽売掛金に月額限度▽被害者や家族の救済――などをホストクラブ側に求めている。

 相談のなかには過度な取り立てなど、事件に発展する可能性のあるケースが複数みられるといい、玄代表は「喫緊の事態。相談者や家族のことを考えたら、一歩でも進む話をと思った」と話した。(土舘聡一)…

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