世界有数のユダヤ系社会に動揺 アルゼンチン、異論認めない雰囲気も

有料記事イスラエル・パレスチナ問題

ブエノスアイレス=軽部理人
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 世界有数の規模のユダヤ系社会が根差してきた南米アルゼンチンが揺れている。イスラエルによるパレスチナ自治区ガザ地区への攻撃に対する反発から、ユダヤ系への差別的な動きが強まった。その懸念の一方、ユダヤ系住民がイスラエルの行為に疑問を呈するのを一切認めないかのような風潮も広がりつつある。

それでも米国へ 「死のジャングル」越える移民

中米パナマとコロンビアの間にある「ダリエン地峡」。米国を目指す移民が必ず通る「死のジャングル」で、大勢の人がけがをしたり命を落としたりしています。地峡の中で何が起こっているのか。現地で話を聞きました。

 11月17日、ブエノスアイレスの公園に約500人のユダヤ系住民が集まり、声を張り上げた。「反ユダヤ主義に抗議する!」「人質を返せ!」。イスラエルへの連帯を示そうと、国内に多数あるユダヤ系団体が合同で企画した。

学校で目撃した「反ユダヤ主義的な動き」

 参加した大学生のジョシュア…

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