スペースXの新型ロケット打ち上げ 切り離した宇宙船、信号途絶える

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ワシントン=合田禄
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 イーロン・マスク氏が創業した米宇宙企業スペースXは米中部時間18日朝(日本時間夜)、テキサス州で史上最大のロケットと宇宙船「スターシップ」の2回目となる打ち上げ試験を実施した。打ち上げられた宇宙船はロケットから切り離されて宇宙空間に出たが、その後、信号が途絶えたという。一方、ロケットは切り離した直後に空中で爆発した。

 スターシップは現地時間18日午前7時過ぎ(日本時間18日午後10時過ぎ)、スペースXが拠点としているテキサス州ボカチカの「スターベース」で打ち上げられた。

 打ち上げから約3分後、宇宙船はエンジンを点火してロケットから分離することに成功。ただ、海上に着水する予定だったロケットは空中で爆発した。

 その後、宇宙船は高度を上げて宇宙空間を飛んでいたが、同社によると、信号が途絶えた。同社は「(宇宙船が)失われたかもしれないと考えている」としている。

 米航空宇宙局(NASA)は…

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    藤井涼
    (UchuBiz編集長)
    2023年11月19日8時18分 投稿
    【視点】

    全長120mという過去に類を見ない巨大ロケット「Starship」(日本が開発中の「H3ロケット」は全長63m)ですが、昨夜の打ち上げも大興奮でしたね。打ち上げ前の中継映像で、自由の女神やメカゴジラのアニメーションを被せてその大きさをアピー

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