駅前再整備計画が再び暗雲 「庁舎移転」反発で議案提案できず 枚方

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島脇健史
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 今秋の大阪府枚方市長選で最大の争点となった京阪枚方市駅前の再整備計画が、再び先行き不透明になっている。3選を果たした伏見隆市長は「市長選で信託を一定いただいた」として、一度は否決された計画に関係する市庁舎移転条例案を、再び市議会に提案する方針を示していた。だが可決の見通しが立たず、今月6日に閉会した市議会定例会には提案しなかった。

 枚方市駅の北東側では、民間がホテルや行政サービス窓口などが入る複合施設を建設中。ここに駅南東側にある府の施設が移転する。市は、その跡地に市庁舎を新築・移転する計画を立てている。

市長選の投票率過去最低 反対の市議「私たちも民意」

 伏見市長は9月の市長選で、公約に計画の推進を掲げ、大阪維新の会公認で3選を果たした。ただ市議会では、自民、立憲民主、共産の市議らが反対の姿勢を崩していない。

 反対する市議たちの主張の一…

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