万博パビリオン、メキシコなど複数国が撤退意向 他の国も続く可能性
2025年開催の大阪・関西万博にパビリオンを出展する予定だったメキシコなど複数の国が撤退する意向を日本側に伝えていたことがわかった。海外パビリオンをめぐっては、建設業者が決まらないなど問題が山積しており、他の国も続く可能性がある。
撤退の意向が示されたのは初めて。メキシコは万博への参加意向を示していた153カ国・地域の一つ。政府関係者によると、外交ルートで意向が伝えられた。他の国名は判明していない。
自見英子万博相は10日の記者会見で「外交上の観点からコメントを差し控える」と述べたが、主催する日本国際博覧会協会(万博協会)の幹部は「来年のメキシコ大統領選の影響で、予算確保が難しいようだ」と話す。ただ、撤退を正式に決めたわけではないという。
今回のメキシコなどの撤退意向に、政府関係者は「危惧していたことが起きた」と頭を抱える。パビリオンは「万博の華」と言われ、海外パビリオンは目玉となる。撤退となれば、集客への打撃は避けられない。
パビリオンには、各国が費用…
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