宇野昌磨が求める「楽しいと思える瞬間」 王者が今、一番得たいもの
フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第4戦中国杯は10日、重慶で幕を開ける。
開幕を翌日に控えた9日、今季初戦に挑む宇野昌磨(25)は、会場の華西文化体育センターでフリーの曲を流しながら、氷の感触を確かめていた。
練習後の報道陣との主なやり取りは、次の通り。
――公式練習の感触は?
「調整期間が短いので、(公式練習の)30分で良い調整できるといいなって思ったんです。けど、(10月の)ジャパンオープンより、もっと難しい氷だなっていうのは滑ってみて感じました」
――どんな氷なんですか?
「軟らかいですね。滑っていかない。1グループ目と2グループ目で顕著に滑り方が変わる氷だと思っています。ひざをついて滑るのも、全然滑っていかないので結構体力が要ります。練習ではあんまり力を使わないジャンプを、と考えてやっていたので、割とそこにズレがあって、フリップはすごく苦戦しました」
「『あ、イメージはこうだろうな』っていうのを最後に1本跳べたものの、もうあと30分ぐらい練習できると(イメージがより)明確になったかなと。これまでの経験を生かしながら、調整していけたら。ただ結構、体力的にはしんどい試合にはなるんだろうなと、今日練習していて思いました」
――競技会は久しぶり。気持ちの変化はありますか?
「あんまり大きな変化はないですね。緊張も今のところはしていないですし。競技の場所にも『自分が楽しめるもの』が見つかればいいなっていうのは、思います」
――今、競技会に臨むモチベーションは?
「難しいですけど、前よりも…
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