「恒心教」称する無職男、認否を留保 爆破予告ファクス事件で初公判

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 「恒心教」と称する男2人が爆破予告ファクスを送った容疑で逮捕された事件で、威力業務妨害などの罪に問われた無職の大熊翔被告(26)=埼玉県草加市=の初公判が6日、東京地裁であり、被告は認否を留保した。

 起訴状によると、大熊被告は大学院生の佐藤直被告(22)と共謀して1月21~23日、いずれも都内にある東京音楽大学と東京造形大学、弁護士事務所にインターネットファクス送信サービスを使い、脅迫する内容のファクスを送ったとされる。

 2被告は、他人のクレジットカード情報を不正に使って買い物をした私電磁的記録不正作出・同供用罪と窃盗の罪でも起訴されている。

「恒心教」事件

 「恒心教」事件 警視庁は8月、東京音楽大に爆破予告ファクスを3月に送ったとして、無職の大熊翔(26)と東京農工大学大学院生の佐藤直(22)の両容疑者を威力業務妨害容疑で逮捕した。2人は1~5月、インターネットファクス通信サービスを使い、各地の学校などに延べ30万件以上を送ったとみられている。2人は他人のクレジットカード情報を不正に使って買い物したとして窃盗などの疑いで再逮捕、起訴された。ウェブサイトをハッキングし、カード情報を入手したとされる。2人は「恒心教を広めたかった」などと供述しているという。

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