イスラエル軍「あらゆる前線で作戦を展開」 越境攻撃が激化

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テヘラン=佐藤達弥
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 イスラエル軍は27日夜、パレスチナ自治区ガザ地区への攻撃をさらに強化し、「あらゆる前線で激しい作戦を展開している」と発表した。地上軍の越境作戦活動も拡大するなど、本格的な地上侵攻に向けた圧力を一段と強めている模様だ。

 同地区を実効支配するハマスも同日夜、イスラエル軍が侵入し、激しい衝突が起きているとテレグラムに投稿した。

 イスラエル軍の発表では、空軍がガザ地区の地下施設を広範囲に標的とするなどの作戦を強化している。ただ、発表は本格的な地上侵攻作戦との関連には触れていない。

 イスラエル軍は26日に続き27日午前にも、地上部隊によるガザ地区への越境作戦を展開したと発表。軍の報道官は、こうした限定的な地上作戦を続けるとしていた。

 一方、ハマスの軍事部門の「カッサム旅団」は27日夜、「イスラエル軍の地上からの侵入に直面しており、激しい衝突が起きている」とテレグラムに投稿した。イスラエル軍が侵入したのはガザ地区北東部のベイト・ハヌーンと、中部ブレジの東側だとしている。

 また、英BBCによると、パ…

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この記事を書いた人
佐藤達弥
国際報道部
専門・関心分野
昭和史、ジェンダー、中東・ロシア
イスラエル・パレスチナ問題

イスラエル・パレスチナ問題

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