立憲・泉氏、「一本化」で早くも暗雲 共産めぐり、玉木氏が面会拒否

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里見稔
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 衆参2補欠選挙の結果を受け、立憲民主党が呼びかけを始めた次期衆院選での「共闘」に、早くも暗雲が広がっている。共産党が「立憲と合意」と発表したことに、共産と距離を置く国民民主党が反発。24日に予定していた立憲との面会を拒否したためだ。

 国民民主の玉木雄一郎代表はこの日の会見で、立憲の泉健太代表との面会を拒否した理由について、「立憲は共産に近づき、『立憲共産党』の色合いをより強めている」と説明した。

 今回の補選では、日本維新の会が選挙区事情から擁立を見送り、図らずも与野党一騎打ちが実現。参院補選で立憲が支援する無所属候補が圧勝し、衆院補選でも立憲の公認候補が善戦したとの見方が広がった。泉氏は補選翌日の23日、野党党首への「あいさつ回り」を開始。野党候補の一本化に向けた各党への呼びかけに乗り出した。

 これに共産はすかさず反応…

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    曽我豪
    (朝日新聞編集委員=政党政治、教育改革)
    2023年10月25日14時37分 投稿
    【視点】

    政界は、一つの動きが他に波及し、相互連関でみるみるうちに状況が変化することがあります。 補選は1勝1敗で、与野党双方に選挙対応の再考を迫る一種の天の配剤だったと思いますが、岸田文雄首相が選択したのはいわば開き直りのような断行です。取材する限

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