ガザの病院爆発「故意の攻撃なら戦争犯罪」 国際法の専門家指摘

有料記事イスラエル・パレスチナ問題

聞き手・根本晃
[PR]

 パレスチナ自治区ガザ地区の病院で17日、多数の民間人が殺傷されたことを受け、国際社会に衝撃が広がっている。今回の病院の爆発は「戦争犯罪」と言えるのか。立命館大の越智萌准教授(国際法)に解説してもらった。

     ◇

 今回の病院の爆発による被害を国際法の視点から考える場合、実行者や意図が現時点で確定していないため、想定を分けて検討する必要がある。

 まず、攻撃が意図的なものであれば、病院が(実は兵士の拠点になっているなど)軍事目標になるような場合を除き、攻撃主体がイスラエル側かパレスチナの武装勢力側かにかかわらず、国際人道法の重大な違反として戦争犯罪に該当すると言え、攻撃に関わった個人の責任が問われる。

 一方、意図的な攻撃でなかっ…

この記事は有料記事です。残り210文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら

イスラエル・パレスチナ問題

イスラエル・パレスチナ問題

パレスチナとイスラエルの間で激しい武力衝突が起き、双方に多大な犠牲者が出ています。最新の動きをお届けします。[もっと見る]