岸田首相、ライドシェア導入検討を表明へ 23日の所信表明演説で
岸田文雄首相は23日にある臨時国会の所信表明演説で、一般ドライバーが自家用車を使い有償で乗客を送迎する「ライドシェア(相乗り)」の導入について、検討を進める考えを表明する方針を固めた。
首相はコロナ禍を機にタクシーのドライバーが減少していることを踏まえ、観光地や過疎地での活用を想定し、検討を進める考えを示す意向だ。ライドシェアは「白タク」として道路運送法で原則禁止されているが、規制改革の一環として、菅義偉前首相らが導入を訴えている。
ただ、松野博一官房長官は9月の記者会見で「安全の確保、利用者の保護等の観点から様々な課題がある」と懸念を示している。自民党内でも国土交通行政に関わりが深い議員らが否定的な姿勢を示している。
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- 【視点】
沖縄本島、石垣、宮古島などでもタクシー不足、ドライバー不足は、不便を通り越して社会問題と化す勢いです。ライドシェアの導入は地域限定の検討や実証という悠長なものではなく、導入前提の具体策を揉んでいく段階にきていると思います。 先日、初め
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