枚方市長への問責決議案を議会が可決 選挙後の「祝勝会」参加問題で

島脇健史
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 大阪府枚方市長選で3選された伏見隆市長=大阪維新の会=が「祝勝会」の横断幕を掲げた会合に参加していた問題で、市議会は11日、本会議で伏見市長に対する問責決議案を賛成多数で可決した。

 市長選は9月3日に投開票された。伏見市長のこれまでの説明によると、会合は15日に開かれ、伏見市長の選挙対策本部の有志、維新の府議や市議らが参加した。会場には横断幕が掲げられ、「伏見たかし祝勝会」「心からありがとう!」などと書かれていた。

 公職選挙法は、選挙後に有権者へのあいさつを目的とした当選祝賀会を開くことを禁じている。

 問責決議案は「法律に違反するおそれがある行為を市長自ら行うとは、断じて許されるものではない。猛省を促す」などとした。

 伏見市長は本会議の冒頭で「市民の皆様に心配をおかけし、心からおわびする。道義的責任を強く感じている」などと謝罪。定数32の市議会で、採決では維新会派の議員らが反対したが、賛成多数となった。

 この問題をめぐっては、大阪維新の会は伏見市長を口頭注意処分とした。代表の吉村洋文知事は「公選法に違反するおそれがあると思う」と指摘している。(島脇健史)

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