NYタイムズ記者、AIとの付き合い方 情報の信頼性や文章力は
サンフランシスコ=五十嵐大介
人間の質問に自然な言葉を返してくる対話型AI(人工知能)「ChatGPT(チャットGPT)」の登場から約1年。世界ではAIに対する関心が一気に広がった。この新しい技術はどこに向かうのか。私たちはどう対応すればいいのか。米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)でテクノロジーを担当するベテラン記者、スティーブ・ロー氏に聞いた。
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ロー氏はまず、チャットGPTの公開後の状況について、インターネットの商業化が進んだ1990年代を引き合いに出した。メディアや小売業などを破壊すると予測され、時間をかけながらそうした変化が起きた経緯を振り返った。
ロー氏は「新しい技術が登場した時、熱狂から実際に普及するまでには時間差がある。蒸気機関、電気、インターネットの時も同じで、AIにも同様のことが起きるだろう」と話した。
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