元ジャニーズJr.「安心して相談できる場を」 立憲の会合で訴え

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島崎周

 ジャニーズ事務所の創業者、故ジャニー喜多川氏からの性被害を告白した元ジャニーズJr.2人が4日、立憲民主党が開いた会合に出席した。問題への国の積極的な関与や、性被害を受けた人が安心して相談できる窓口の整備を求めた。

 出席したのは「ジャニーズ性加害問題当事者の会」の代表、平本淳也さん(57)と副代表の石丸志門さん(56)ら。冒頭、長妻昭政調会長は「なぜ国は動かないのか。全く動きがないのは不可解。被害者へのヒアリングなど、具体的に乗り出していただきたい」と述べた。

 平本さんは、「自身の体験から幼い頃に被害に遭っても、被害として気づくのには時間がかかる」。会には事務所に所属していた人以外の性被害者や、その保護者からも多くの連絡が寄せられているといい「親にも言えない人も多く、話せる相手がとにかくいないということだと思う」と語った。

 政府は、子どもや若者の性被害に対応するとして緊急対策をとりまとめ、9月に男性や男児対象の電話相談窓口を設けている。石丸さんは「電話番号を示すだけでなく、どんな人が対応して、どんなサポートをしてくれるのかをしっかり周知した上で、安心して相談できる窓口にしてほしい」と要望した。

 また、石丸さんは国の関与に…

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この記事を書いた人
島崎周
東京社会部|文部科学省担当
専門・関心分野
性暴力、性教育、被害と加害、宗教、学び、人権
ジャニー喜多川氏の性加害問題

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