ようこそ北陸新幹線 新区間6駅で市民が歓迎 W7系、一般に初公開

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土井良典 永井啓子 佐藤常敬
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 ようこそ、新幹線――来年3月16日の金沢―敦賀間の開業を控え、同区間の各駅で1日、歓迎セレモニーがあった。9月末から同区間で試験走行を始めたJR西日本の営業用車両「W7系」が一般向けに公開されるのはこの日が初めてで、抽選で選ばれた参加者は喜びを見せていた。

 新しく停車する石川県の2駅(小松、加賀温泉)と福井県の4駅(芦原温泉、福井、越前たけふ、敦賀)であった。

 小松駅と加賀温泉駅では、約4倍の倍率から選ばれた各500人が参加。まっさらの駅構内をうれしそうに歩いた。2駅の間の移動中には、田畑に車を止めて撮影する住民の姿も至る所で見られた。

 小松駅では午前10時33分、ヘッドライトをつけたW7系が入ると、カメラを構える人垣ができた。セレモニーでは馳浩知事が祝福の言葉を述べ、「これまで苦労された方々がいることを忘れず、南加賀の振興に一生懸命取り組んでいきたい」などとあいさつ。出迎えた小松市立芦城小6年の明正いこいさんは「観光客にいっぱい来てもらって、加賀の良さを知ってほしい」と述べた。

政争の具にもなった北陸新幹線

 駅の位置決定や予算取りなど…

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