洋式でも立って「小」…もめずにトイレを使うには カギは尊厳と安心

有料記事

高重治香

 洋式便器でも、立って「小」をするか。用を足した後、便座を元に戻すか。掃除は誰が――。トイレの使い方は、時に小さな争いの種になります。なぜ、いさかいが生まれるのか。共有の知恵は。日本トイレ研究所の加藤篤・代表理事(51)に聞きました。

 排泄(はいせつ)には百人百様のこだわりがあります。「立ってするか座ってするか」だけでなく、たとえば「服を全部脱いでしないとスッキリしない」という人もいます。

 排泄は一日に何度も、長年に…

この記事は有料記事です。残り859文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

この記事を書いた人
高重治香
論説委員
専門・関心分野
ジェンダー、文化
  • commentatorHeader
    小松理虔
    (地域活動家)
    2023年10月3日19時38分 投稿
    【視点】

    結婚後、妻と「トイレの価値観」が合わず、大変苦労したことを思い出しました。私は、特に朝の「大」に時間がかかるため、雑誌を持ち込んだり、スマホでニュースを見たりしながら用を足します。15分くらい籠っていることもあります。しかも、催すタイミング

    …続きを読む