マガン今季初飛来 伊豆沼・内沼周辺の水田
山浦正敬
宮城県栗原市と登米市にまたがる伊豆沼・内沼周辺の水田に今季初めて、シベリアからマガンが飛来した。確認されたのは21日朝で平年より1日遅く、昨年より4日遅い。飛来のピークは11月中~下旬で、例年約10万羽が越冬する。
伊豆沼と隣接する内沼の自然環境を調査・研究している県伊豆沼・内沼環境保全財団によると、21日朝に飛来したのは50羽で、伊豆沼南側の稲刈りの終わった水田で観察。「今夏は猛暑だったが、ほぼ平年並みにやってきた」という。
伊豆沼は、ハクチョウ、ガン、カモなど冬鳥の飛来地で、国際的に重要な湿地として「ラムサール条約」にも登録されている。(山浦正敬)