6歳が連れたポメラニアンに当て逃げ容疑、91歳書類送検 犬は死亡

米田怜央
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 車で犬をひく当て逃げ事故を起こしたとして、愛知県警は22日、名古屋市緑区の男(91)を道路交通法違反(事故不申告、信号無視、横断歩行者等妨害)の疑いで名古屋地検に書類送検した。男は「事故の記憶はないが、間違いない」と容疑を認めているという。

 交通捜査課によると、男は7月28日午後5時半ごろ、緑区の市道で乗用車を運転中、赤信号を無視して横断歩道に進入し、横断中の近くに住む女児(6)が連れていた犬のポメラニアンをはねて、走り去った疑いがある。犬は動物病院に運ばれたが死んだ。女児にけがはなかった。

 警察は現場付近の防犯カメラの映像などから、この男が運転していたと特定。事故当時の状況などを聴いていた。

 同課によると、男は直近の免許更新で認知能力の検査を受け、問題はなかったという。だが、この事故を受け男が自主返納をしなければ、県警は返納するよう促す方針だ。

 交通事故の捜査では飼い犬でも「物」とみなされるため、「ひき逃げ」容疑は適用されない。

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