横浜の米軍施設跡のテーマパーク、三菱地所が事業者に TDL同規模

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堅島敢太郎
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 横浜市が米軍上瀬谷通信施設跡地(瀬谷、旭区)に計画しているテーマパークを核とした集客施設の事業者が、三菱地所(東京)に内定したことが関係者への取材でわかった。テーマパークは日本のコンテンツと最先端の技術を活用し、2031年ごろの開業をめざす。

 市は27年に同跡地で国際園芸博覧会(GREEN×EXPO)を開催した後、跡地の一部に大型テーマパークを中心とした複合的な集客施設の建設を予定している。国内外から人を呼び込み、郊外部の活性化の拠点とすることをめざす。

 関係者によると、複合集客施設「KAMISEYA PARK」(仮称)は、跡地中心部の「観光・賑(にぎ)わい地区」(約70ヘクタール)の一部に建設され、東京ディズニーランドと同規模の大型テーマパークになる。

仮想空間を楽しむアトラクションも

 計画では、最先端技術を生かした仮想空間を楽しめるアトラクションなどを導入し、幅広い世代が世界観に没入できるテーマパークにするという。

 また、テーマパークの周囲には来場者だけでなく、地域住民も利用できるグッズショップやコンビニといった商業施設を整備する。開業年の来場者数の目標は約1200万人。将来的には1500万人超の来場者を見込む。

 緑豊かな立地の特徴や、国際園芸博のレガシーを生かすことも重視。再生可能エネルギーを使った発電設備で電気を確保するなど、環境対策を実践する「グリーン社会」の実現モデルとなる施設づくりもめざす。

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 テーマパーク建設をめぐって…

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